My stick



松葉杖からスティックに変わった。

まだ膝は自信がなくフラフラして気まぐれなのに、この一つに頼れというのだろうか。

新しい自分専用のスティックを使って外まで散歩に出てみた。久しぶりの新鮮な空気にびっくりして目がクラクラした。病院の中はエアコンが効いていて寒いから外の蒸し暑さも気持ちがよかった。歩き慣れていないから5分くらい歩くともう膝は痛くなった。

明日は家に帰れる。今まで通りリハビリは続け、薬も飲み続け、車は先4週間は運転できず、毎日10分の散歩を2回、近くのフィジオにも通い、ひたすら筋肉をつける。不安ではあるけど家に帰れるのはうれしい。

昨日Dr. Cross が往診に来て、私の膝に筋肉が付いてない事にがっかり。運動をやっていたのか、とお小言。膝に集中して力を入れる運動を寝るまでに1000回、明日は3000回するように言われた。
痛いのも我慢して1000回以上、約2時間ずっとその運動だけをベッドの上でし続けた。2時間後は膝が疲れきっていたが、その後何と今までできなかった足を上げることができたのだ。Dr. Cross に感謝。どうして早く教えてくれなかったの?と不満は残ったが、さすが!! 今日も診に来ると言っていたのに来ない。もっと教えてもらいたいことがあったのに・・・

I am doing well!

腫れている膝

見た目は左の方が短いが
立つと左の足のほうが長く感じる

今日から1時間のリハビリが午前、午後と始まった。朝はいつもコチコチで痛さも倍だが、怠けているわけにはいかない。でも私はうまくいっているようで、また膝も普通に回復しているようなので、たぶんこの週末には家に帰れるようなことを言っていた。
楽しみでもあり、また不安でもある。この1週間で危なくなく歩けるようになるのだろうか??? 
6週間車の運転は禁止だそうだ。


Rehab

土曜日。朝フィジオに行くともうすでに始めている人も多く、皆元気だなぁ!と思う。
私は久しぶりに良く寝られたのでいい!だろうと思うが、実は反対で膝のほうは夜中動かしていないものだから今朝から動きが悪い。寝られないのは膝にはいい効果があったようだ、が今日はそうでない。
しかも初めてしっかりしたフィジオをしたので膝は痛いし、カチンカチン。時間をかけてゆっくり運動する。
今日はRehabilitation 専用のクリニックに移れるので移動。今までいた同じフロアーだが反対側。すぐレセプションがあり、部屋を案内されると、まあぁぁぁ、ホテル並み。清潔で広くて大きな窓もうれしい。






リハビリは本格的には月曜日からちゃんと始まるようだ。朝9時からと午後は1時半から。毎日何かの説明があったりするが、後はホテルの一人部屋にいるようなものだ。
こんな快適な環境にいられてリハビリが出来ることは幸せだ。だがちゃんと歩けるようになるまではまだ遠いようだ。 頑張らなくちゃ!!!


Happy walking

二本足で生まれてくる生物は本能で赤ん坊のとき歩こうとする。歩くことは自然なことで何もなければ不満はない。
私のように膝に問題があり、歩くのが困難になった場合、役に立たない膝になってしまったことを悔やむ。今の時代、新しい研究がどんどん進んでいて私のように新しい膝を入れることが出来たことは幸せだ。
頑張って痛さに勝ち抜いた人は、勝利を勝ち誇るほどりっぱに元通りになる。怠るとそのままだ。せっかく手術をしても完全に歩けないまま一生過ごさなければならない。だから痛くても頑張る。痛いことはいいことだから。

手術後2日目で歩く練習
簡単じゃない

3日目でクラッチを使う
ジムに行って
筋肉をつける運動をしたり
階段の上がり降りも練習


どんなことにもうまくなるには努力が必要だが、この場合相当自分の強さを発揮して100%以上のことをしなければならない。ここまででいい、と自分で思ってしまいそこで止めたら努力が足りないことになる。 もう一押し二押しし続け、めまいがするまで戦う。そうでないと新しい膝はどうしてよいかわからないため、そこで止まってしまうからである。
コンピューターと同じように赤ちゃんのとき覚えたそのままをまた覚えこまさなければならないのだ。それをするかしないかでこれからの将来が決まってしまう。

Getting better

手術後1日目

2日目
包帯も取れてシャワーに入れた

傷跡が恐ろしく長い

立って歩く練習
アイスパックが大げさに大きい
手術後1日目にしてすでにリハビリが開始された。ベッドの上でだが痛くてとてもじゃないけど動かすのは大変。2日目にはいくらか動かすことができた。そして包帯も取れ、歩く練習も行われた。元気付けられて100mも支えを使ってだが歩けた。
新しい膝が動き始めている。これから20年以上も私を支えてくれるのかと思うと後悔しないようにリハビリを頑張って自分の体の一部にしなければならない。私は痛さには弱いが無駄にはしたくない!!